こんにちは、みくろまるです( ´ ▽ ` )
今回は、なぜ米国や世界投資が推奨されているのか、そのおさらいですね。
最近は投資信託やETFに関する情報が増えてきて、この投資信託がよい!このETFこそ一番!みたいな記事がたくさん出ています。
でも大切なことは、そもそもなぜ米国株式ETFや世界分散投資の投資信託が推奨されているのかを理解した上で投資することだと思います。ここを理解せずに、勧められるがまま有名なETFや投資信託に資金を入れると思わぬ値動きに耐えきれず、売却なんてことになりかねません。
今回はなぜ米国や世界分散投資が良いのかを簡単に説明してきますねm(_ _)m
今回言いたいこと
・経済拡大は人口増加と相関する
・中国、インドを含め、人口が増加する世界経済は今後も拡大する
・それでも米国株式市場が推奨される
・理由は米国企業の圧倒的強さ
・世界的企業の多くは米国企業である
・日本の個別株には世界と戦える銘柄もある
・しかし日本経済全体の成長率は、米国、世界経済の成長率と比較すると低いと予想される
・積立NISA、iDeCoで選択する商品は米国もしくは世界分散投資が推奨
そもそも株価はなぜ上がるのか?
ここが株価の動きを考える上で最も大切になります。
株価は経済を表す指標ですから、経済の拡大とともに上昇します。では経済はどうやって拡大するのでしょうか?この答えこそが、これから数十年にわたって株価がどのように推移するかを予測する鍵になります。
それが『人口推移』です。
人口とは言い換えれば、その国で生活する人の数、まさに経済の大きさを示す指標です。
これが増え続ける限り、経済が拡大し続けることになるので、株価も上昇し続けることになります。
人口はいつまで増えるのか?
国連連合保護センターが行った調査によると、世界の人口は2100年まで増加を続け、その後は鈍化するといった予想をしているようです。下図がその推移になります。現在の世界人口は70億人を大きく上回り、80億人に近づいています。そして2050年、30年後には90億人を超え、いよいよ世界人口は2100年に向けて100億人を目指すことになるのです。
これほどに人口が増えているのに、経済が拡大しないとは考えにくいですよね。衣服、食事、住宅、娯楽、医療・・・どの業界も成長していく姿が思い描けると思います。特に中国やインドなど、人口が爆発的に増加することが見込まれる地域では、そういった傾向がより顕著になるでしょう。しかし、中国市場には直接的に投資できる環境が限られているため、インド含め、人口増加に伴う経済拡大を予想するのであれば、世界に向けて投資信託やETFで分散投資をおこなうことで、そういった人口増加による経済成長の恩恵に預かれるはずです。なお、世界分散投資のETFで有名なものはVTですね。
ではなぜ米国投資を推奨する人が多いのか?
当然こういった疑問が出ると思います。米国の人口も確かに増加傾向ですが、増加率としては中国やインドほどではありません。
それでも米国株式に投資する理由は、米国企業の圧倒的な強さが背景にあります。以下は世界の企業の中で時価総額が最も高い10社を表にしたものです。サウジアラコムの1位はゆるぎませんが、2位以下の企業の殆どが米国企業です。
さらに50社まで見ていっても傾向は同じなのです。要するに、現在の世界資本のほとんどは米国企業が生み出している状況と言っても過言ではないのです。これが多くの投資家が米国株式市場を投資先として選択している理由になります。投資の神様、バフェット氏も『今後もアメリカ経済の未来は明るい』と言っています。
さらにいうなら、革新的な技術はいつも米国からもたらされているといったイメージも強いです。マイクロソフト、アップル、アマゾン、グーグルといった世界に流れている企業も米国で誕生し、まさに株式市場を牽引している状況です。今後、こういった企業が生まれるのはどこから?と考えたときも、やはり米国という土壌が必要な気がします。もし米国市場のS&P500などのアメリカ500社に分散投資(VOO,IVV)していれば、こういった急成長企業の成長すら、自分のポートフォリオに組み込まれることになるのです。
よって私の場合は、米国株式ETFの中から2つを選びました。S&P500に連動するIVV(VOOと同様)と米国高配当銘柄をあつめたVYMです。この2つの詳しい説明に関しては別記事『たくさんあるETFから何を選ぶのか?』で見てください。
日本株式市場はどうなの?
個別に見れば有料企業とされるTOYOTAや武田薬品、高配当株筆頭のJTやオリックスもありますが、日本はすでに最大人口を超えて、今後は減少の一途です。もちろん、世界に目を向けている各種企業の株価が上がることは十分に考えられますが、日本株全体としては、世界や米国と比較して、同様のパフォーマンスを出すことは困難でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
本当に基本的な話ですから、退屈であったかと思います。
でも、自分がどんな考えのもとで投資をしているのかを再度考え直す機会にはなるかと思います。是非、自分がなぜ今の投資信託 or ETFを選んだのか考え直して見てください。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた( ´ ▽ ` )
執筆者:みくろまる
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