『クロス取引』で賢く『損出し』‼︎

みくろまるのつぶやき

こんにちは、みくろまるだYo( ´ ▽ ` )!
今回の内容は、投資家にとって年末の恒例行事『損出し』です。
(これは、みくろまるの投資が下手くそだから?www)

ただし、損出しの方法論については詳細なブログがいくつもあるので、そちらにおまかせ‼︎

本ブログでは、『損出し』とは何か?…という簡単な説明と、損出しにおいて最も問題となる『損益通算後の買い戻し』を売却株価と同額で買い戻す方法として『クロス取引』をお伝えするYoヽ(´▽`)!

『損出し』を覚えて、『損益通算後の買い戻し』を売却株価と同額で買い戻すことで、賢く節約しましょう!

本ブログの前提条件として、①特定口座(源泉徴収あり) ②株式数比例配分方式による配当金の受け取り ③信用口座ありを想定しています。なお『損出し』の最終判断はご自身でお願いします。

先まとめ

『損出し』することで売却益や配当金にかかる課税額を軽減できる可能性がある!

『損出し』では、株式の売りと買いを同日に行わない!売りの翌日に買いを入れる。

『損出し』する際には、『クロス取引』による『現引』を行うことで、売りと買いの株価のズレを防いで、取引手数料を抑えることができる。

『クロス取引』で賢く『損出し』しYo( ´ ▽ ` )!」

『損出し』とは?

年末(12月末)に損失を確定させることです。具体的には値下がりしている現物株を売却して損失を確定させることで、その年に得た売却益や配当金にかかる税金を軽減することができます。下図では、売却益のみを扱っていますが、配当金も同様の扱いです。

株式による利益への課税率は20.315%!もし売却益が年間10万円だとすれば税額は
売却益10万円 × 20.315% = 税金2万315円・・・となります(下図左側)。

これに対して『損出し』をした場合には、損失額を考慮するため
売却益10万円 ー 損失額5万円 = 利益5万円
利益5万円 × 20.315% = 税金1万158円・・・となります(下図右側)。

年間の売却益や配当金があって、値下がりしている現物株を保有している場合は『損出し』することで、課税額を軽減できる可能性があります!

せっかくの『損出し』が無駄に⁉︎『損益通算後の買い戻し』

ただしこの『損出し』には注意点があります。それは『損出し』のために売却した株を、当日中に買い戻さないこと!なぜなら、当日に買い戻すと、株価が平均化されてしまい『損出し』できる額が少なくなってしまうからです。

例えば1株 1000円で100株買った株が1株 500円に値下がりしたので『損出し』するとします。損出しは、売りと買いをセットにしておこなうことが多いのですが(売りによる損だしだけでも可能)、これを同日中におこなうと取得単価が平均化されてしまうのです。よって『損出し』で株を買い戻す場合は、株式を売った翌日に買い戻すことが重要になります。

①当日に売り買い両方おこなうと・・・
 1株 1000円の株を1株 500円で100株売却 → 損出し5万円
 1株 500円で100株買い戻す → 取得単価= 500円
 同日の場合は平均化 (1株 1000円 + 1株 500円) / 2 = 1株 750円 で取得したことになる!

すると5万円できるはずの『損だし』が10万円ー7万五千円=2万5000円しかできない!

②当日に売り、翌日に買いを入れるのが正解!
 そこで『損出し』当日は、同株式を購入せず、翌日に購入することが重要になります。

ここで気をつけたいのが、翌日に株価が大きく上がってしまうことです。株価が下がっただけなら、売って安く買い戻した!…というプラスの面が大きいですが、株価が前日と比較して大きく上昇した場合、その値上がりを享受できないことになてしまいます_:(´ཀ`」 ∠):ぐはぁ

『損出し』の悩みを解決!『クロス取引』!

前項での悩みをズバッと解決できるのが『クロス取引』による『現引』という方法です。

『クロス取引』とは、売りと買いの注文を同時に出すことで、株価が上昇しても下落しても、金銭的なダメージが0になる(+も−もどちらも0)という手法です。これは株主優待のタダ取りなどで使われている手法になります。そちらにも興味がある方は『優待クロスって何⁉︎ 株主優待がタダでもらえる超絶お得な取引‼︎』をみてください。

このクロス取引には、『現引』という『信用買い』したものを『現物株式』に変えるという方法があります。この手法を使えば、現物の株式を売って『損出し』するのと同時に『信用買い』した株式を、翌日に売却額と同額で手に入れることができるのです。

『通常の現物取引』

『クロス取引…翌日現引』

手順としては…
①株式市場が開いていない『時間外取引』で『損出し』する銘柄の売り注文と『信用買い』注文を『成行』で入れておく。

②株式市場が開いたら、目的としていた株式が売却され、同じ株式の『信用買い』ができているか確認。

③翌日に『信用買い』している銘柄を『現引』する。

初めての方だと『信用取引』自体に怖さがあると思いますが、『クロス取引』の場合は、どんな値動きになっても±0なので、安心してください。ただし、売り買い両方の注文を出すことは決して忘れないでくださいね。なお、『現引』は翌日なら取引時間内でも昼休みでも大丈夫です。詳しくは『現引きと現渡しのタイミングは?』で説明していますので、そちらをみてください。

以下にSBI証券で『損出し』する画面を貼っておくので参考に・・・。

まずは『現物売り』・・・口座管理から『損出し』する銘柄を選択。

『現物売り』を選択。

株数を入力して『成行』にするのを忘れずに!

『現物売り』注文が出来たら『信用買い』注文。

株数と成行の入力を忘れずに!

翌日になったら、『取引』→『信用返済・現引・現渡』をクリック!該当銘柄の『現引』をクリックして取引を確認し、終了‼︎(下図では『現引』部分が『現渡』になっています)

ふぅ〜・・・お疲れ様でしたm(_ _)m これで『損出し』作業は終了です!!

まとめ

『損出し』は一見大変そうに見えますが、一度覚えてしまえば、それほど難しい作業ではありません。何より課税額を軽減できますから、自身の資産形成に大きくプラスになるはずです。

これを期に是非『損出し』を始めてみてください!勿論、『損出し』するような含み損がないという方は大丈夫ですが。。。(羨ましいから呪いますwww)((((;゚Д゚)))))))クワッ

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた( ´ ▽ ` )

執筆者:みくろまる

コメント

タイトルとURLをコピーしました